映画「日日是好日」をみて
日日是好日を観て、日本ってやっぱりいいな、茶の道にも惹かれました。
サブタイトルに書いてあるように、
季節のように生きる。
雨の日は雨を聞く、雪の日は雪を見て、夏には夏の暑さを、冬は身の切れるような寒さを。五感を使って、全身で、その瞬間を味わう。
日本だからこそだと思います。
茶の道は、全然分かりませんがこの映画を見て茶の道をかじってみたいと思いました。
あと映画のセリフで、
世の中には「すぐわかるもの」と「すぐわからないもの」の二種類がある。
すぐわからないものは、長い時間をかけて、少しずつ気づいて、わかってくる。
時の流れが速い現代で、改めて大切なことだと感じました。
是非いろんな方に見て頂きたい作品です。
台詞の表現
私は20年以上アマチュアのオリジナルミュージカルに関わっています。
台詞の表現のうまい、下手と分けるとしたら皆さんはどう区別しているのでしょうか?
台詞の表現にも映像と舞台で変わると思いますが、相手(お客様)に思いが伝わらないとダメですよね。
活舌は、もちろん出来てないといけないし、意識してしゃべるので呼吸も大事。
そして相手もいるのでコミュニケーションも大事になってくる。
お客さんは役者の服装、見た目で半分以上その役が喋っていると情報を認識してしまうと思います。
なので台詞の表現がもっとも大事になると思います。
台詞(言葉)の表現をどうすればいいのか、今の私の解釈だといかに言葉の意味や重みや情景が重なり合って立体になって体から通って口から出るかだと思います。
あと大事なのが自分の経験の感情と役の感情が重なり合わなくてはリアルさは出てこないということ。
しかし、ほんとうにそれでいいのか?という葛藤がついてまわる。
自分の感情の生理や衝動も大事にしないと自分の色が出てこない。
蜷川幸雄さんの言葉で「もっと自分を疑え」
この言葉はNHKのプロフェッショナル仕事の流儀で宮沢りえさんが言っていました。
一つ一つの言葉を大事に理解し演技し続けたいですね。
考えること
人は、自分の中から何かを考えることはあるのだろうか?
何かに出会い、人から聞いたこと感じたことしか考えられないと思う。
本を読んだり、テレビを見たり、映画を見たり、インターネットで目に
入ってきたものを読んだりみたり。
知識がいっぱいあれば越したことはないが、時間は有限で。
その選択も積み重ねて覚えていればいいが、忘れていることが多い。
そしてその選択が生かされれば良いのだが。
生まれて、親に出会い、親戚に会い、親の環境で人と出会っていく。
いつからその環境から抜け出せるだろうか?
それとも抜け出せないのだろうか?
人生ってなんだろう?
今の選択が自分の未来を作っている、当たり前だけど。
人生を消費するのではなく、自分の人生を生産していきたい。